誰だって変わることができる

タイムマネジメントが成功する2つのポイント

タイムマネジメントが上手くできない理由には、
大きく2つあります。

1.仕事の仕分けができていない。
2.タイムマネジメントを時間管理と捉えている。

1.仕事の仕分けができていない。

これは、日々、目の前のコトに追われて今やるべきこと、後でもよいこと、
自分でなければならないこと、自分でなくてもよいこと、
の区別ができていないという意味です。

今やるべきか、そうでないかは「緊急・重要」の4象限で考えます。

仕事を4象限に仕分けた後、
「これは自分でなければならない仕事か」
「他の誰かにお願いできることか」
または「止めても良いことか」など検討します。

常に仕事に追われた感覚になっている人は、
緊急だけで重要でない事に追われている、
重要でないことを多くしている場合が見られます。
仕事にも断捨離が必要です。
今一度、自分の仕事をしっかりと仕分けてみましょう。

ここで「緊急かつ重要」なものとして、
お客様への見積りや提案資料作成、上司への報告書など、
期限が決められた仕事が多いという方は、
もしかしたら、タイムマネジメントを時間管理と捉える罠に
陥っているかもしれません。

2.タイムマネジメントを時間管理と捉えている

タイムマネジメントは時間管理ではありません。
時間管理とは、1日8時間勤務であれば、
その「8時間で何をするか」という意味になります。
そう考えるから「時間が足りない」となるのです。

タイムマネジメントは「時間経営」です。
時間を経営する。
それは、「8時間で何をするか」ではなく、「8時間をどう使うか」です。
「これらの仕事を8時間で行うためにどうするか」
と考えることです。

この基本的考え方ができていないと、
タイムスケジュールの立て方そのものが「アレもコレも」になってしまい、
仕事の仕方に工夫(やり繰り)が生まれません。
上司から「これ、明日までに作っておいて」と資料作成を依頼された場合、
やり繰りが頭にあれば、
「明日はお客様の提案書を仕上げなければならないので、
明後日のお昼まででも大丈夫でしょうか?」
と譲歩リクエストをしてみる気持ちになるでしょう。
いつもいつも、お客様から言われるままのスケジュールではなく、
「今回のご提案書は、1週間ほどお時間頂戴出来ますでしょうか」
と、自分のスケジュールを加味して話を進めようとするでしょう。
やり繰りが頭にあれば、仕事にコントロールされて追われるのではなく、
仕事をコントロールしようと考えるようになります。

やり繰りの気持ちがあるから、何もかも自分でやろうとして自滅するのではなく、
誰かにお願いしてみる、周囲を巻き込んで効率化を図る、思い切って止める
などの工夫が生まれます。

また8時間勤務であるなら、8時間カツカツでスケジュールを立ててはいけません。
仕事には必ず「突然」「割り込み」「想定外」がつきものです。
ほんの少しの余裕を必ず作りましょう。
これは、自分自身をコントロールするためです。
スケジュールの余裕は心の余裕を生みます。
それが結果的に生産性向上に繋がり、予定よりも早い仕事の完結に繋がるのです。
(Googleの20%ルールはこの考え方の発展ですね。)

時間を管理するのか、時間を経営するのか、
正しく仕分けられた仕事も、
どちらの観念で計画を立てるかで全く異なる結果に至ります。

仕事がデキる人に、タイムマネジメントができない人はいません。
それはすなわち「経営」ができるということです。


タイムマネジメントは時間を経営することです。

時間は誰にも等しく与えられた宝です。
それをどのように経営するのか。
あなた次第です。


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