マネジメント・リーダーシップ誰だって変わることができる

「ごきげん」はマネージャーの仕事

「今日もごきげんな一日を」
「ごきげんでお過ごしくださいませね」

いつの頃からか、「ごきげん」という言葉を私はよく使うようになりました。
英語で言うところのHave a good day ! 的な感じでしょうか。
ごきげんで、笑顔で、ハッピーに 過ごしてくださいね。
そんな気持ちを込めてそうお伝えしています。

漢字の「ご機嫌」は使いません。
「嫌い」という字が含まれていることに何となく抵抗があり、文字にする時には「ごきげん」とひらがなで書くようにしています。

ところがある時、こんなことを言われました。
「ごきげんな一日とか、なんか、子供っぽい言い方だよね。ビジネスの現場で使わない方がいいよ。ふざけてるみたい。」

え~~~~???
そうなのでしょうか?
私はそうは思いません。

誰もがごきげんな方が良いに決まっています。
家庭ならお母さんがごきげんでないと、そのお家はどよ~んと曇り空、いえ梅雨空になってしまうかもしれません。
チームでマネージャーがごきげんでないと、メンバーは常にマネージャーの顔色を窺い、ピリピリした雰囲気の職場になってしまうでしょう。

かつて私が働いていた職場で、1日の大半が不機嫌なメンバーがいました。
その不機嫌オーラのすごい事。
周囲は気を使い、腫れ物に触るような関り方。
そのイライラが他のメンバーにも伝染して、みんなピリピリ。
私はその空気の中にいると頭痛や吐き気がしてきて、ごきげんとは程遠い精神状態に。
まったく辛い職場だったことを覚えています。

マネージャーやチームリーダーが醸し出す雰囲気が職場に与える影響は絶大です。
ですから、マネージャーやリーダーがごきげんであることは、今の時代、もはや仕事である! 不機嫌を排除し、自分の機嫌を整えることはビジネスパーソンに求められる能力だと明治大学教授の齋藤孝先生は言っています。(不機嫌は罪である (角川新書))
私も全くの同感です。

冒頭、私に「そんなの子供じみている」と言った方は、もしかしたら、「上司は眉間に皺を寄せて書類を見ている」そんな古~いイメージをお持ちなのかもしれません。
違うのです。
いつもニコニコ。
どんなに大変でも辛くても、常に明るく前向きに、ニコニコごきげんな人でいられる。
そんな上司にこそ、メンバーはついていこうと思うのではないでしょうか。

今日もあなたはごきげんですか?
明日もごきげんな一日をお過ごしくださいね。

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