お客様との約束を守らない。
報連相がない。
メンバーの問題行動に対応策を考える時、表面現象だけに惑わされてはいけません。
私たちが普段見ているものは、
その真実の半分もない場合が多くありません。
「本当のコト」は見えていない、分かっていないのに、
見えている事だけで物事を判断して解決策を指示したところで、
根本は何も改善されません。
お客様との約束を守らないという表面現象に対して、
目に見えていない事柄として、例えばこんなことがあります。
・そのお客様に苦手意識がある
・過去の失敗を引きずっていて前へ進むことに恐れがある
・誰もにYESとしか言えず、スケジュール調整が破綻している
・相談する人が誰もおらず、お客様への回答が示せず困っている
・プライベートで心配事があり、仕事に気持ちが向いていない。
報連相がないでは、以下のようなことが考えられます。
・何をどこまで報連相するのが良いかをわかっていない
・上司が怖くて報連相できない
・上司がキライで言葉を交わしたくない
・報連相しても何の反応もないのでわざわざすることに意味を感じない。
・忙しくて報連相を忘れていた
・上司が忙しそうでタイミングを逸してしまう
・上司のゴキゲンを伺っていてなかなかできない
目に見えない水面下のコトを知るには、メンバーの「心」を知るのが一番の早道です。
メンバーの心を知るには、メンバーに心を開いてもらうことが必要です。
そのためには、普段からの上質なコミュニケーションが何より大切です。
人は感情の生き物です。
ロボットのように理屈だけで合理的に割り切って行動し続けることは不可能であり、
その時々の感情が言動に大きな影響を与えます。
メンバーがどんな気持ち・感情でいるか、
その感情が考え方や行動にどのような影響を与えているかを知る事こそが、
目に見えないことを知る事であり、
表面現象に対する解決策への最短経路となります。
メンバーの成長を考える時、彼らの心を知らずして成長を促すことはできません。
あなたはメンバーの心をどれくらい深く知っていますか?
あなたはメンバーの心を知るために、どのような上質なコミュニケーションを心掛けていますか?