「恩師からの依頼は絶対に断れない」
「組織のパワーバランスを考えたら、断る選択肢は存在しない」
様々な理由で良い結果を出すことが、
自分にとっては難易度が高すぎるオーダーを受けた時、
あなたはどうしますか?
とてもお世話になった恩師からのオーダー。
自分の将来の人事権を握っている上司からの頼まれごと。
大切なお客様からのたってのリクエスト。
依頼を「受ける」か「受けない」かの判断軸をどこに置くかで
どうするかが変わります。
「断ることが難しい」判断軸は、自分の損得です。
しかし、良い結果を出すことが難しい(無理)だと
初めからわかっているのに「断れない」という利己的理由で
その依頼を引き受けることは、
良い結果を期待している相手や、その結果に影響を受ける相手のことを
考えていないに等しく、
倫理観を問われる判断ではないでしょうか。
人間、誰しも自分が可愛いことに変わりありません。
しかし、職業倫理、人としての倫理など、
倫理観があって初めて「人」であり(動物に倫理観は存在しません)
トップになればなるほど、高い倫理観が求められるのです。
究極の選択を迫られることは、日常では少ないかもしれません。
しかし、日々の小さな選択において、倫理観を磨いておくことが、
いざという時の心を支えるのだと思います。