人間力

価値観が異なる相手を否定したくなった時

Aさんの価値観:仕事は楽しく取り組みながら成果を出したい。

Bさんの価値観:仕事は報酬を頂く以上、辛くてしんどいのが当たり前。

価値感は人それぞれです。
法や倫理に反するものでない限り、そこに良し悪しは存在しません。

自分の価値観を守ることは大切ですが、
異なる価値観の相手を攻撃するのは間違いです。
自分の価値観は確かなものとしたまま、
相手の価値観を否定するのではなく、
相手が尊重している考えを受け止める。
それが信頼関係の第一歩です。

チーム活動においては「チームの価値観」が優先されます。
個人の価値観がチームと別のモノであったとしても、
チーム活動においてはチームの価値観を尊重しなければいけません。
しかし、だからと言って、個人の価値観を否定するものでは決してありません。

同一の価値観を持つグループと、異なる価値観を持つグループでは
前者の方がマネジメントは楽だと考えがちです。
確かにそうかもしれません。
しかし、異なる人たちが集まるからこそ、そこに化学反応がおこり、
創造や創発が生まれるのでしょう。

異なる価値観を持つ人の存在を面倒くさいと思うか、
そういう人の存在を楽しむかどうかは
あなたの気持ち次第です。

ただ、今よりも自分の枠を広げたいと願うなら、
異なる価値観の人を煙たがるのではなく
そういう仲間からも大いなる刺激を受けることもアリだと思います。




タイトルとURLをコピーしました