人間力

被害者思考と学習者思考

上司から指示を受けた。
お客様から問い合わせがあった。

一生懸命に準備して回答したところ、
こちらの理解と相手が言いたい事にギャップがあった。

「もっと丁寧に説明してほしいんだけど」
と思いますか?

「そういう意味だったんだ。」
と意図を理解していなかった事実を単純に受け止めますか?

前者の思考は、
受け身、依存、他責によるものです。
批判者・被害者思考ともいえるでしょう。

後者は
自律、自責、学習者思考です。

学習者思考の人は、
ここから何が学べるか
もっと良くするためには何をするか
この経験をどう活かせるか
など、目の前の事象を学習材料として扱い、
次に向けて考えることができます。

批判者・被害者思考の人は、
自分ばかり損をそる
もっとうまくやってよ
誰が悪いんだ?
など、目の前の事象から何も学ぼうとせず、
誰かや何かを批判してばかりです。
これでは残念ながら成長は望めません。

ある勉強会で、意図して曖昧な設問を投げかけた講師に対して
「一生懸命考えたのに、先生の思いと違うことを考えてきて損をした。
もっとわかりやすい設問にしてほしい。」
と言った受講生がおり、
他の受講生から見事に返り討ちにあっていました。

学習者思考と批判者被害者思考。

これは身についた、しみついたものであり、
その人の本質、あり方が如実に表れます。

今よりももっと成長したい。もっと成功したい。

そう望むなら、
あなたの中にある批判者被害者思考は一掃し、
どんな時にも目の前の事象から謙虚に学びを得ることができる
学習者思考を身につけなければなりません。

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