人間力

上司の価値観は、部下を不幸にも幸せにもする

あなたにとって、仕事は何を意味しますか?
仕事は自己成長の機会を与えてくれます。人や社会とのつながりを広め深めてくれます。自分自身を見つめ振り返る人間成長の場でもあります。知識を高めることができます。貢献を通して自分の存在意義を確かに感じ、自己肯定感・自己効力感を高めることもできます。
そこには多くの喜び、楽しみ、愛しみ、感動、感謝などがあり、しんどいはずのプロセスさえもポジティブに乗り越えることができます。

多くの人は、仕事に「やりがい」を求めます。それは仕事を「お金を得るための手段」と捉えるのではなく、心を満たす達成感や充足感などのポジティブ感情が欲しいからです。

「仕事=お金=辛く厳しいのは当たり前」という価値観を持っている人は、仕事を楽しんでいる人を無意識に否定しがちです。
眉間に皺を寄せながら仕事=苦行を行っている人と、いつも仕事を楽しんでいる人と、あなたはどちらの人を上司にしたいと考えますか?仕事を依頼するなら、どちらの人に大切な仕事を頼みたいと考えますか?

巨額の報酬を受け取る一流スポーツ選手やアーティストは、「好き」や「得意」が仕事になり、その結果としての報酬をありがたく受け取っています。
ビジネスマンであっても確かなやりがいを感じながら仕事を楽しみ、その結果の報酬を受け取ることに、何の問題があるでしょう。

仕事はお金をもらうのだから辛く厳しいもの。という価値観を、万が一にも上司のあなたが持っているとしたら、あなたの日常の言動や部下への関りにはそのマイナスオーラが染みついており、あなたのチームメンバーは無言の苦行を強いられる状態になっているに違いありません。
仕事は成長や貢献、人や社会とのつながりが大きくなって楽しく愉快なもの。このような価値観を上司のあなたが持っているとしたら、しんどいはずなのに何故だかいつも楽しそうに取り組むあなたにチームメンバーもより良く刺激され、仕事を楽しみ成長する術を自然と身につけていくでしょう。

上司の価値観は、上司が思っている以上にチームに大きな影響を与えます。
特に、仕事をどのように捉えているか、その価値観の影響は絶大です。
もし、あなたの中に「仕事=お金=辛く厳しいのは当たり前」という価値観が存在しているなら、即刻手放すことを強くお勧めします。

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