組織開発誰だって変わることができる

現状を大きく変えたいなら、今とは全く違うことをしなければならない

現状を大きく変えたいと願うなら、今の延長線ではなく、全く異なることをしなければなりません。今の何倍も稼げる営業マンになりたいと思うなら、対象のお客様を変える、自分の営業スタイルを変えるなどが必要です。今より自分の知識や技術を上げたいと思うなら、勉強の仕方や時間の使い方、学びの姿勢を改めることも必要でしょう。

2024年問題でトラックドライバーさんが不足している中、平均500万円弱の大型トラックドライバーさんの年収を、数年後には1000万円まで上げるとしたら、何を変えますか?
売上を倍増して今の倍以上働いてもらうなどの発想はナンセンス。1000万円を払いたいと思うドライバーさんはどんな付加価値がある人だろうと考えるのです。
観光タクシーの運転手さんは、ただ地元に詳しい人と、国家資格の通訳ガイド資格を持ち英語や中国など、語学を自由に操ることができる人では、その価値は全く異なります。介護タクシーの運転手さんは、介護資格を持つだけでなく、専門的知識や技術を持つ人は引っ張りだこです。
ただ運転してモノを運ぶだけでないドライバーさんの付加価値。たとえば「PL/BS/CFを読みこなし、中小零細企業経営者に経営アドバイスが可能なトラックドライバーさん」はどうでしょうか。経営アドバイスができるドライバーさんを雇用するには採用の仕方はもちろんのこと、お客様も変わり、ビジネスモデルさえも変える必要があるでしょう。
何かを大きく変えたいのなら、小手先の変化ではなく、大元からガラリと変える必要があるのです。

固定概念ガチガチでは、大きく変えるための発想はなかなか生まれません。目先を変えようとするのではなく、「〇〇が叶うためにはどうだったらいいかな」と未来からの逆算で自由に考えることが大切です。

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