「この人は、うちの会社には合わない気がする」
「彼/彼女は、今は鳴かず飛ばずだけど、大成すると思う」
ロジカルに言語化をするのは難しいのだけど、こんな風に感じたことはありませんか?
履歴書やスキルシート、過去の実績や評価だけでは説明できない、人の「本質」。
今や、AIやサーベイを活用した採用・評価が主流です。
過去の知見をもとに、個人の能力や可能性を数値化することも可能になりました。
しかし、私がこれまで多くの企業変革をご支援してきた中で痛感しているのは、「人の本質」は、データだけでは見抜けない、という事実です。
私が人を見る時に重視しているのは、短い会話やちょっとした振る舞いの中に隠された、「言葉にならないサイン」です。
・表情の動き
・声のトーン
・目の動き
・反応の間合い
特に、「声」は、その人となりを雄弁に語ります。
表情や言葉は意図的に演出できますが、声は決して嘘をつけないのです。
トーンや抑揚はある程度作ることができますが、微妙な震えや、かすかな上ずりなど、その人の本音や不安、誠実さが滲み出ます。
これは、私がこれまで数多くの人の話を聴いてきたからこそ、確信を持って言えることです。
さらに、私が重視するのは、スキルや実績よりも「スタンス」です。
・素直さ:他者の意見を受け入れる柔軟性
・謙虚さ:自分の限界を認識する姿勢
・自律性:困難を乗り越える意志と行動力
これらは、深掘り質問していくことで、すぐに見えてきます。
表面的な演出では隠し切れない「本質」が、言葉の選び方や反応に現れるのです。
AIは過去のデータから予測をします。
しかし、人の可能性は「過去」ではなく「これから」にあります。
だからこそ、人が人を見極める力が、これからの人材戦略においては一層、不可欠となってきます。
この力は、誰でも養うことができます。
重要なのは、「何を見て、どう判断するか」の視点を持つことです。
採用や育成で迷ったとき、あなたは何を基準に判断していますか?
この『本質を見極める目』を貴社の人材戦略に活かしたいとお考えであれば、共にその方法を考え、伴走させていただければ幸いです。
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