「愛」の反対は「無関心」とはよく言ったものです。
本当にその通りだと思います。
(我が家のわんこは愛されてデレデレになりますが、彼が最も辛いのは、大きな声で叱られるでもお散歩へ連れて行ってもらえないでもなく、私に無視されることのようです。)
同じチームのメンバーでも、どうでも良い相手だったら、失敗しようと困ろうと泣こうと、無関心でいられるかもしれません。
心配になったり、度重なる不注意に腹が立ったりするのは、相手に関心があるからこそではないでしょうか。
つまり、「愛」があるから腹も立つのです。
かつて、私のメンバーがこんなことを言っていたのを耳にしたことがありました。
「怒られてキツイかもしれないけど、それって期待の裏返しで、だから『しっかりしろ!』みたいな感じだと思う。ある日突然、何も言われなくなったら、それは見捨てられたことだと思う。だから、叱られてるうちが花なんだよ、きっと。」
よくできたメンバーです。
私の「キツイ」ところをしっかりフォローしてくれているのですから。
愛があるから腹が立つ。
だからと言って、その腹立たしさをストレートに相手に向けて良いかは別の話です。
しかし、腹が立った時、イラっとした時、「あ!私は相手に愛情を持っているからこんな風な感情になるんだな」と思うだけで、出てくる言葉も違ってくるかもしれませんね。