内閣支持率が急降下しています。
その不支持理由の1位は「人柄を信頼できない」が40%強と突出しており、政策や結果などのその他の理由を大きく引き離しています。
結果だけでは人はついて来ない。
企業も政治も同じ。世の中の原理原則はどんな場面でも全く同じなのだと強く感じます。
どんなに結果を出していても、人柄に信を置けないリーダーについていくことはできない。
このようなことが頭で分かっていても、企業において売上至上主義、実力至上主義が横行している場合、人柄においてマイナス要因があっても目をつぶってしまうことが未だにあります。
上司からの目に余るパワハラがあり、社内人権委員会にSOSした社員を守らず、当該管理職が業績の要だったこともあり、一般社員をお金で黙らせるという決断を会社ぐるみで行った企業がありました。パワハラについての管理職研修のご依頼を頂きましたが、改めるべきはそこではなく、社員に対して不誠実な結論を出した経営幹部であることをご提言。
残念ながら私の声は届かず、この企業様のお手伝いはご辞退申し上げました。
数年後、この企業様の業績が非常に悪化し、社員の退職が相次いでいるという話を人づてに耳にしました。
あぁ、やはりな・・・。と感じた次第です。
あのリーダーの人柄は信頼できないからね。
そんな風にメンバーから言われることのないよう、リーダーは日々自らの言動について三省し、自らを浄めることを怠ってはなりません。