組織で働く人たちの満足度。
一口に「満足度」と言っても、そこには「良い満足」と「悪い満足」があります。
良い満足は、「幸せ」につながるもの。
そこで働くことに「喜び」「期待」「達成感」「互いの信頼」「自己成長」などを感じることができ、そこのメンバーであることが「誇り」であったり、ワクワク感を感じたり。
こういう満足は、何かを他人や会社から与えられた物質的・制度的なものに満足するのではなく、自らの内面から湧き出たものに対する感覚的なものです。
こういう良い満足に満ち溢れたチームのメンバーは、どんな仕事の仕方をしているのでしょうか?
そのチームのリーダーは、メンバーにどのように接し、自らの役割をどのように位置づけているのでしょうか?
一方、悪い満足とは、「今のままでいいよね」的な危機感の欠如とも取れる安易な現状是認思考。
「ここは楽だから」「口やかましく言われないから」「やることやってたら、それ以上求められないから」など、「成長」「発展」とはおよそ無縁の状態です。
経営者は当然、このような状態を望むはずがありませんが、「業績はイマイチなんだけど、メンバーの満足度はとても高い」という場合には、もしかしたら、この「悪い満足」がはびこっているのかもしれません。
フルタイムにしろ、パートタイムにしろ、一日の何割かを費やす職場での時間。
不満たらたら、感情を押し殺してお金を得るためだけに我慢して働くなんて、あまりにもむなしすぎます。
「いえ、私は満足ですから!」と言っても、それが「悪い満足」だとしたら、それって、将来的に、本当に「ために」なっているのでしょうか?
どうせ時間を費やすのであれば、「ワクワク感」を感じたり、「成長できた!」と喜んだり、達成感を感じたり、そのチームのメンバーであることを誇ったり、そんな、笑顔と喜びに満ちた中で、おまけに報酬を頂くことができる、その方が断然良いと思いませんか?
どう時間を過ごすかは、もちろん、人それぞれの勝手です。
しかし私は、「良い満足」で満ち溢れたメンバーによるチームを作りたいと思っていますし、そんなチーム作りのお手伝いをしたいと思っています。
あなたはどう考えますか?
もし、「良い満足」のチームメンバーをと望むとき、あなたはマネージャーとして、どんな行動を取りますか?
メンバーに対して、日々、どんなふうに接していきますか?