・相手のことを理解する
・人はそれぞれ考え方が違う
・相手の話をよく聴くこと
・顔を合わせてコミュニケーションを取る
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これらはいずれも新任管理職のフォロー研修時に、4か月間の振り返りの中から得た「気づき・学び」として発表された内容です。
しっかりとこれまでの4か月を振り返りながら自分たちの学びをホワイトボードに書き出していくマネージャー達。
ここでいつもの私の悪戯心が騒ぎはじめ、自分たちで書き出した学びを眺めながら話し合っている彼らにこう問いかけました。
「ここに書いてあることって、『普通』というか『当たり前』の事ばかりだよね。」
皆、笑いながら頷きましたが、その態度は恥ずかしがるでもなく堂々としていました。
彼らの中の一人がこう言いました。
「そうなんです!その当たり前のことに、今更ながら、僕らは気が付いたんです。『当たり前の事こそ、続けること、普通に行うことが難しい。だから、当たり前の事こそ意識しなければいけない。』って。」
「なるほど!すごいね!!すごい気づきだね、それは。」
思わず満面の笑顔でそう答えていた私です。
当たり前のことこそが大切だと気づき、そのことができていないと素直に認めることができ、それらの事実を堂々と発表することができる。
小難しい理屈を学んだことだと発表するよりも、遥かに実のある気づきであり学びだと私は思います。。
当たり前の事こそ忘れがち。
当たり前の事こそ続けることは難しい。
そのことを「自分たちの学び」として堂々と声を出した彼らに、私はその企業様の未来を背負っていくにふさわしい確かな気概のようなものを感じたのでした。