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ご機嫌オーラをコントロールする

「疲れたねぇ」「しんどいねぇ」「はぁ・・・」「ふぅ・・・」
何とも気が抜けるというか、一気に周囲の空気を重暗いものにしてしまう父の口癖に、この頃私のイライラ虫が顔をちらつかせ始めました。
私自身がひどく疲れていたり困りごとがあったり、体調がイマイチの時などは、イライラ虫を爆発させないために父の言葉を無視してしまうことも度々です。

「『疲れた』とか禁止!」
冗談交じりに言う私に対して、父の返事はやはり暗~い調子で
「そうだねぇ。言ったらいかんねぇ。はぁ、しんどいねぇ。」
私自身に余裕がある時は笑って済ませることができても、そうでない時にはイライラ虫が活発になり、キツーイ言葉が飛び出しそうになります。

この頃になって、私はこのイライラ虫への自分なりの対処法を発見しました。
父の口癖を正そうとすること自体が間違っていたのです。
ごく当たり前の事なのに、今更ながら気づいた私です。
じゃあ、どうすれ良いのか?
それは、周囲の雰囲気を暗く重たいものにしてしまう父を何とかしようとするのではなく、ダークな雰囲気の中で自分がいかにご機嫌でいられるか、そのトレーニングチャンスを父が提供してくれていると考えるように頭を切り替えたのです。

「私はそんなお坊様みたいな考えはできない!」
イラつく母ですが、母は母。私は私です。
父が「はぁ~」とため息をついたら、「お!きた。修業タイムスタート!」と心の中で呟き、「しんどいねぇ・・・」と悲しそうに言ったら、「最近、私が一番しんどかった事ってどうやって乗越えたかなぁ」と私の世界に入ります。

「よくこんな中で、ニコニコしていられるねぇ」
と不思議そうな母ですが、自分のご機嫌は自分でコントロールしなくっちゃです。
そう母に言うと、「だてに長い間、社会人やってないねぇ」と苦笑いをするのです。

自分のご機嫌は自分でコントロールする。
ついつい私たちは自分以外の他人や周囲の環境に自分の気持ちを引っ張られてしまい、不機嫌になったりイラついたりしてしまいがちです。
そして、そうなった原因の対象に対して良くない感情を抱いてしまう。
あの人のせいで・・・ あの時のせいで・・・
けれども結局のところ、不機嫌になるのもご機嫌でいられるのも自分次第。
どんなに父がマイナスオーラを吐き続けても、それに影響されるのではなく、相手をコントロールしようとするのでもなく、自分のご機嫌は自分でコントロールするそのハンドルをしっかりと握っていれば、私からはご機嫌オーラが発せられるはずで、少なからずその影響を周囲にも与えることができるのです。

できることなら常に周囲が穏やかで和やかな雰囲気になる、そんなハッピーオーラを発し続けることができるよう、自分のご機嫌を常に自分自身でコントロールしていきたいものです。

あなたが今、発しているオーラはどんなオーラですか?
あなたは周囲にどんな影響を与えるオーラを発したいですか?

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