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理論は理論でしかない

書籍やネット、どこかの講演会や勉強会で聞いた話。
世の中にはたくさんの情報、理論、理屈、とにかく、ありとあらゆる「言葉」が溢れかえっています。
それをいかにも自分の言葉のように語っても、それを100回言おうと、1000回言おうと、実践やそれと同義のコトが伴わない言葉は単なる文字の羅列にすぎません。
理論は理論でしかなく、経験にも智恵にもなり得ないということです。

研修やワークショックで色々な事柄をお伝えする時、「説得力がありすぎる」とよくお声を頂きます。
もちろん私がお伝えすることも、特別なことではなく、どこかの書物に載っていたり、誰かが同様の内容を既に発信していることが大部分でしょう。
それでも「説得力がある」「わかりやすい」「納得!」と仰っていただけるのだとしたらそれは、「私の実践、失敗or成功、経験、それらにまつわる思考錯誤 等々」がエッセンスとなって、ただの理論・理屈から、私の智慧に進化しているからなのかもしれません。

理論は理論でしかありません。
そこに「あり方」は当然の事、経験や想いが合わさって初めて、聴く人の心に深く届くのではないでしょうか。

どこかで見たり聞きかじったことをいかにもと語ったところで、メンバーの心には届きません。
薄っぺらなものを発信するのではなく、自分の経験を踏まえた自分の言葉で語る習慣を怠らないようにしたいものです。

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