「どうしたいの?」
「何をしてほしい?」
こう聞かれても、口をつぐんでしまう時がある。
「どうなりたいの?」
「どこを目指しているの?」
こんな質問だと、なおさら「わからない」かもしれない。
「自分の事なのになぜ、わからない?」
「ちゃんと考えてよ。」
どうぞ、そんな風には思わずにいてほしい。
「わからないものはわからない」
「わからないから相談しているんだけど」
と心の中で途方に暮れてしまうから。
「何がいや?」
「何に困っている?」
「好きなことは何?」
「ずっとやっていたいことは?」
「苦手なことは?」
どうしたいかが分からなくても、
嫌なコト、困っているコト、好きなコト、苦手なコトは
きっとわかるはず。
「未来」はわからなくても
「今」はわかると思うから。
「ちゃんと聴いてるよ」
「あなたについて、もっと教えて」
と自分に寄り添ってくれている事が分かると、
ポツリポツリと言葉を繋ぐことができそうな気がする。
行き詰っていても「どうしたいか」が分かっているのは、
一歩前へ進めている人だと思う。
その一歩を踏み出すために、
「どうしたいの?」ではなく、
「何に困ってる?」と聞いてほしい。