マネジメント・リーダーシップ

メンバーの背中を「そっと」押す

一歩踏み出そうか、
新たな挑戦をしようか、
迷っているメンバーがいたら、
その時には「ドンと強く押す」でも「引っ張る」でもなく
その背中を「そっと」押してあげたいものです。

「やらないと始まらないだろう?」
「チャレンジしないと成長ないよ」

などの強い言葉は暗黙の「やらされ感」に繋がります。


「このチャレンジはあなたにどんな意味がある?」
「過去に似たような経験をした時、どんな風に乗り越えた?」
「チャレンジしないことで得ること、失うことは何?」

色々な言葉のかけ方がありますが、
HowやWhatの問いかけで相手に考える時間を持ってもらうなどは
一つの方法かもしれません。

もちろん、
「君ならできるよ」
「応援するよ」
などのシンプルな励ましもアリでしょう。

大切な事は、

自分で決めて、自分で踏み出した

とメンバーが感じる事ができるかです。

だから、「ドン」と押すのではなく、
押されて足が出るほどではなく、
踏み出す決断はあくまでもメンバーに委ねる
「そっと」でなければなりません。

「そっと」のお陰で勇気が持てる。
気持ちが楽になる。
決断ができる。

そのための「そっと」です。

そうしてそっと背中を押した後は、

信じて待つ。

信じていなければ「そっと」じゃなく
「ドン」になってしまうかもしれません。

「そっと」押すには信じることから始まります。


そして、メンバーがどのような選択をしたとしても
喜んだり、ガッカリするのではなく、
その選択を尊重し、
次への一歩と繋がる緩やかな導きができたなら
マネージャ―として最高だと考えます。



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