隣の部屋のリフォーム工事が23時過ぎても行われている。
さすがにうるさくて小言を言いに行った。
職人さんは素直に非を認め、心から丁寧に謝ってくれた。
翌朝、施工会社社長さんからはお詫びの連絡が朝一番であった。
更に、職人さんからも直接、
「昨晩は申し訳ありません」とご挨拶に来てくれた。
それは実に誠意溢れる真摯な対応で、
小言を言った自分が恥ずかしくなった。
いや、23時の工事音は確かに迷惑だったが、
私は怒りをぶつけてしまい、
伝え方に全くの配慮がなかったと自分でも思う。
視野を少し広く持って考えた時、
このリフォーム工事は、
まだ見ぬ新たなお隣さんが、
快適に過ごせるお部屋を造っていると考えられる。
お隣さんのハッピーは、私のハッピーにも影響する。
だとしたら、
工事の皆さんは、間接的に、
私のハッピーのためにお仕事をしてくれていると考えられる。
コロナ禍の工事で大変な事も多いだろう。
夜遅くまで作業をしなければならなかった理由がきっとあったに違いない。
もちろんルールはルール。
深夜工事を認めるということではない。
しかし、目くじら立てて言うのではなく、
人として、人財育成に関わる人間として、
他に言い方、伝え方があっただろうに、
自分の器の小ささを感じ、反省している。
逆境は人の真価を露わにする。
私の中で大きくプラスイメージに傾いたリフォーム会社さん。
逆に、私自身はまだまだまだまだである。
しかし、
逆境は成長のチャンスでもある。
こういうことがなければ、自分の至らなさを気づくこともなかったかもしれない。
そう考えたなら、落ち込むのではなく、
成長の種、気づきを得られたのだと、
前向きに考えることにしよう。