人間力

成長できるチームになくてはならないコト

メンバーが成長できるチームを創りたい!

マネージャーがこう考えた時、忘れがちなのが相手視点です。
どうやったら成長できるか。
成長させてあげるために、何をすれば良いか。
そこに気持ちが向いてしまうのはわかりますが、
最も大切なことは、
メンバー自身が、
「このチームで頑張りたい!」「このマネージャーのもとで頑張りたい!」
と思えるかどうか
です。

つまり、
チームが、マネージャーのあなたが、
メンバーから、自分が成長する場として選んでもらえるかどうか

です。

最初は嫌々ながらでも、やっているうちに分かってくる。
ここなら成長できる。ここで良かったと思えるようになる。

もし、あなたがそう考えているなら、
それは、一部の人にとっては成長できる場かもしれませんが、
多くの人にとっては、そうでない場合が多いでしょう。

なぜなら、人のWantやNeedは成長を大きく後押ししますが、
嫌々取り組むMustやShouldはブレーキになる事はあっても
大きな力にはなり得ない場合が多いからです。

メンバーが成長したいチームを創りたいと思うなら、
「あのチームのメンバーになりたい!」
「あのマネージャ―と一緒に仕事をしてみたい!」
と思ってもらえるチームを創ること、そんな自分になる事がその第一歩です。

メンバーに好かれなさいというのではありません。
しかし、メンバーから尊敬される、憧れを持たれることは必要です。
あってはならないのは、
「あのマネージャーのところだけはイヤ」
「あのチームにだけは行きたくない」
という自分やチームであってはいけません。
どんなにあなたが優秀でも、これではスタートの時点で既に
メンバーの成長意欲は後ろ向きどころか、やる気喪失、
失望や恐れが心を支配して、それらが大きな足かせとなってしまうからです。

メンバーが成長できるチームを創りたいと思うなら、
まずは、自らが尊敬されるマネージャ―になりましょう。

それは実績や業績の事をいうのではありません。
人として、マネージャーとして、チームリーダーとして、育成者として
メンバーが慕い尊敬することができる自分になることです。

プロ野球 ヤクルトスワローズの高津臣吾監督が、
今期限りで引退する3選手に贈った言葉を聞いていて、
高津監督の現役時代の実績や現在の監督手腕もさることながら、
その人柄、選手の気持ちを慮ることができる人としての温かさに
チームが強い理由があるのだろうなと思いました。

成長できるチームを創りたいと思うなら、
マネージャーのあなた自身がまず、人として成長しなければなりません。

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