誰だって変わることができる

あなたの勘や直感を信じて良い理由

ビジネスに精通した人や、その道でプロフェッショナルを極める人は、
自分の勘や直感を大切にしています。
なぜなら、勘や直感は経験や体験なしに生まれ得ないものであり、
実は過去の多くの経験に裏打ちされた
非常に論理的(または統計的な)結論だということを
無意識に知っているからです。

子供の頃に痛い思い、危ない経験をしたり、身近でそれらを見たり、
だから「この状況はマズいかも」「これ以上先はイヤな予感がする」
と人は感じます。
全くそのような経験をしたことがない人は、危ないとかマズいとか、
感じることはありません。
過去の何らかの経験や体験に紐づいて、勘や直感は生まれてくるのです。

Aさん「どうしてそう思うの?」
Bさん「勘なんだけどね・・・」
Aさん「そんないい加減な理由じゃねぇ」

こんな会話が職場でなされているとしたら、
Aさんは勘や直感を「本人のテキトーな感覚でありいい加減なあてにできないモノ」
と捉えているのかもしれません。

「勘なんだけどね・・・」
とBさんが答えた時、
「あなたにそう感じさせるものは何?」
「過去に似たような経験をしたり、見たり聞いたりしたことがあった?」
など、ぜひ、質問してみてあげてください。
本人も気づいていない、勘の出所を思い出すかもしれません。
「〇〇だから△△である」という理屈がわかるかもしれません。

もちろん、あなた自身も自分の勘や直感をもっと信じて良いでしょう。
そう感じるのは、あなたが忘れているかもしれない過去の何かしらの経験や体験が、
あなたに「こっちだよ」「こうなんだよ」と囁きかけてくれているのです。
「勘なんてあてにならない」と無下に葬ってしまうのではなく、
まずは一旦、しっかりと検証してみる。
その上で、「やっぱり違う」と思えばそれで良し、
「勘に従ってみよう」と思ったら、覚悟を決めれば良いでしょう。

私は何かを決断する時で、理屈で決めきれない時は
自分の直観に従うことに決めています。
そしてたいていの場合、理屈に頼って決めた結論よりも
直観で決めた結論の方が上手くいく場合が多いです。
それは、直感で決めた後、上手くいくよう無意識に努力しているからかもしれません。

自分に自信がない。
勘で決めるなんて、怖くてできない。

そんな風に思っているあなた。

勘や直感が生まれるのは、
それだけの経験や体験をあなたがしているからです。
(繰り返しますが、未経験・未体験では勘も直観も生まれません)

ですから、もっと自分の勘や直感を信じましょう。
そして、決めた後は、「それが正解になるよう」努力すれば良いのです。
たとえその時、あなたの勘が外れてしまったとしても、
これらをきちんと繰り返していけば、あなたの勘や直感は間違いなく磨かれ、
やがて確かなものとなっていくに違いありません。

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