不愉快に思う時、頭に血が上ってしまった時、
人は命令口調や乱暴な物言いになってしまいます。
厄介なのは、自分の怒りの声を自分で聞くことで、
ますます火に油状態。怒りがエスカレートしてしまうことです。
クレームの内容が事実であっても、
わんわんまくしたてられたり怒鳴られたりしては、
仮に相手に100％の非があったとしても、
素直にそれらを受け取ることは難しいでしょう。
不愉快な事実がありカッとなったとしても、
そこは一呼吸おいて、相手に「お願い」をしましょう。
●●●に対して困っているので〇〇〇のようにお願いします。
困っている、残念だ、私にとってはありがたくない
などの気持ちを先に伝え、
次にどうしてほしいかを伝えましょう。
批判や非難をして物事がすんなり片付くのであれば良いですが、
多くの場合、残念ながらそうとは限りません。
目的は問題解決がなされること。望む状態になること。
そのための最善の選択肢は、
「怒ること」よりも「お願いする」ことです。
なんでこっちが頭を下げなきゃいけないんだ！
などと小さなことを考えるのはこの際なしにしましょう。
こちらを腹立たしくさせた相手にあなたがお願いするたびに、
あなたは人として成長する階段を確実に上っているのだと考えましょう。
クレームは怒るのではなくお願いする。
これがあなたのWantに近づく最適解だと考えます。
