誰だって変わることができる

「学び」は情報知識を増やすことではない

「学び」とは何かを知り、理解することではありません。それは単に情報や知識を得たに過ぎません。「学べた」とは、理解した情報や知識を自分のビジネスや日常に活用でき、それらを「使う」ことができるようになるまでを言うのです。
ですから書物を読んだり人の話聞いたり、セミナー受講をすることは、学びの前段の知識情報を得て理解したまでであり、それらを自分に活かすことができて初めて、「学んだ」となるのです。

ファイナンスのプロフェッショナルから概論を学んだけど、自分は経理や財務担当ではないので活かすことはできないと考えるのは違います。お金を必要ない、お金に全く関わることがないという人は存在しません。ですからファイナンス理論とその考え方を自分のビジネスやプライベートで活かすことは誰でも可能です。
例えば「お金の時間的価値」について学んだとしたら、今日の1万円と来月の1万円では価値が違うことを理解し、売掛金早期回収に努める行動を取ることが可能です。現金購入かローンを組むかの判断基準も変わってくるかもしれません。

マーケティング理論を学んだけど営業や企画でないから活かすのは難しいと考えるのは間違いです。人事であれば「採用者から選ばれる」ためにマーケティング理論を活かせますし、日常の課題解決にも応用可能です。

他社事例を学んだけど、自社には当てはまらない。一般論を学んでも意味がないと考えるのはナンセンスの極みです。「関係ないから活かせない」「そこからの学びは何もない」と考えるのは、自分の思考が浅い、考える力や応用する力が足りないだけであり、ソコから何を学びどのように活かせるか、どう応用できるかを考えることは、すべてにおいて可能です。

学びとは、知識や情報を増やして単なる物知りな頭でっかちになる事ではなく、それらを自分に活かすことができて初めて本物の学びとなります。

人は、いつどんな場面からも学ぶことはできますし、どんな学びも活かし応用することが可能です。
学びは、この世の生き物で人間だけに与えられた特権です。
単に知識情報を増やすだけでなく、本物の学びを一生涯楽しめる人でありたいものです。

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