マネジメント・リーダーシップ

こんな目標でもメンバーが「やろう!」と思うリーダーのあり方

目標は高すぎても低すぎてもいけない。頑張ってジャンプすれば届くかもしれないと思えるくらいがちょうど良い。

ものの本にはこんな記載もありますが、実際にビジネスを行っていく上では、気が遠くなるような高い目標を目指さなくてはならない時もあります。
そんな時こそリーダーの腕の見せ所。間違っても「目標が高すぎて部下が戦意喪失になるから言わない」などと思ってはいけません。それは部下を信じていないだけでなく、リーダーとして、あなたが仕事をしていないに他ありません。何より、目標が分からず、または不明確なまま進むのは迷路を歩くようなものです。

どんなに高い目標でも「そこを目指したい」そこに到達したものだけが見る事のできる「そこからの景色を見てみたい」と皆が思えれば内側からの動機づけが可能です。
高い目標をクリアした先には、どんな輝かしい未来が待っているのか。チームの成功、自分の成長、お客様の笑顔、世の中への貢献それらが魅力的であればあるほど、例え高い目標であっても、人は、「そこに行ってみたい」と思うものです。

「目標高いけど、これは会社の将来のためにやらないければいけないんだ。みんな、頑張ろう!」では1ミクロンも魅力的に聞こえません。
「確かに目標は高いしかなり困難だ。けれども、これをやり遂げた時、ここは日本で一番心豊かで幸せに暮らせる地域になっているはず。僕らが暮らすこの地域を日本で一番幸せな地域に、僕らが創造していく。その時、一人ひとりが今の何倍も何十倍も、実力も人としても成長しているということ。みんなと一緒に、そこを目指していきたいんだ!」

リーダーは夢を語らずして高い目標をメンバーに動機づけることはできません。義務の力よりもはるかに夢の力の方が大きいのです。

本田誠一郎氏がモータースポーツで日本が世界を制する日を夢見たように。松下幸之助氏が電気を使って日本中を豊かにしたいと夢見たように。
リーダーが夢を語らずして、メンバーが「ともにそこを目指したい!」と思うわけがありません。

一緒に夢を見てみたい!
メンバがそう思ってくれたなら、そこからは、高い山を一気に登ろうとするのではなく、目標を細かく設定して、確実に歩みを進めていけば良いのです。

どんなに高い目標でも、「そこへたどり着きたい!」と部下が意欲的に目指すコトができる。皆にその夢を見せることができる、それこそがリーダーの最も大切な仕事です。

リーダーは夢を語れ!目標は夢への道標。目先の困難だけを案じて目標に蓋をするのではなく、そこを乗り越えた先の輝かしい未来をメンバーに見せてあげましょう。

タイトルとURLをコピーしました