マネジメント・リーダーシップ誰だって変わることができる

「昔の私はこうだった」失敗マネジメントを卒業した方法

今でこそ、「部下の成長を支えるマネジメント」を意識している私ですが、
昔は 「スーパーブラックマネージャー」 でした。

その頃の私は、「私が正しい!」「仕事はこうするもの!」 と本気で思っていて、
部下に対しても 超ストレートな言葉 を投げかけていました。

📌 「私があと2人いればいいのに」
📌 「やる気は自分でコントロールするもので、人のせいで上がった下がったというのはおかしい」
📌 「上司に気を使えない人が、お客様に気を使えるはずない」
📌 「会社は学校じゃないんだから、『教えてもらう』ではなく、自分で勉強するのが本当」
📌 「給料分は働いて」

今思い返すと、「いやいや、それ言っちゃダメでしょ!!」 というものばかり。

でも、当時の私は 「これぐらい言わないとダメだ!」 なんて本気で思っていました。

当然、部下との関係は最悪。
本音で話してくれない
指示を待つばかりで動かない
仕事は回るけど、誰も成長しない

でも、あるとき 「このままじゃダメだ!」 と気づき、
マネジメントを根本から変える決意をしました。

今日は、昔の私が言ってしまった「ヤバい一言」と、その後どう変わったのか?
をお話しします。


1. 「私があと2人いればいいのに」 → 「チームで動く仕組みを作る」

昔の私

仕事が終わらないと、つい口から出ていた言葉がこれ。

📌 「私があと2人いればいいのに!」

要するに、
「私がやったほうが早い!」「部下に任せても期待通りの成果が出ない!」
と思っていたんです。

だから、自分で抱え込みすぎて、結局
「なんで私ばっかり忙しいの?!」 というイライラに…。

どう変わったのか?

「私があと2人…」ではなく、
「チームで動く仕組みを作る」 ことが大事だと気づきました。

タスクを「見える化」して、誰が何をやるか明確にする
「全部できるようにならなくていい。まずは一部分だけ任せる」と意識する
部下が成功体験を積めるように、小さな仕事から振る

こうすることで、「私が全部やるしかない…」状態から抜け出せた んです。


2. 「やる気は自分でコントロールするもの」 → 「モチベーションの源泉は人それぞれ」

昔の私

やる気がない部下を見ると、つい言っていました。

📌 「やる気は自分でコントロールするもので、人のせいで上がった下がったというのはおかしい!」

でも、よく考えたら、
「人のせいでやる気がなくなること、普通にあるよね?」 って話なんですよね。

どう変わったのか?

やる気って、「環境」「関わり方」「仕事のやりがい」 に大きく左右されるもの。

部下のモチベーションの源泉を知る(「何にワクワクする?」を聞く)
「この仕事が、どんな価値につながるか」を説明する
一人ひとりのペースや個性に合わせた関わり方を意識する

今は、「やる気は自分でコントロールするもの!」ではなく、
「やる気を引き出すのがマネジメント!」 と考えています。


3. 「上司に気を使えない人が、お客様に気を使えるはずない」 → 「お客様目線を持つことが大事」

昔の私

部下が上司への配慮が足りないと感じると、つい言っていました。

📌 「上司に気を使えない人が、お客様に気を使えるはずない!」

「上司に対する気配り=社会人としての基本」と思っていたんです。

どう変わったのか?

でも実際は、「上司に気を使うスキル」と「顧客対応のスキル」は全く別物!

「お客様目線を持つことが大事」と部下に伝える
「上司の顔色をうかがう」ではなく、「お客様にどう貢献できるか?」を考えさせる

上司に気を使わせるよりも、
「お客様に気を使える環境を作る」 ことが重要だったと気づきました。


4. 「会社は学校じゃない」 → 「成長をサポートするのも上司の役割」

昔の私

部下が「この仕事のやり方、教えてください」と言うと、つい…

📌 「会社は学校じゃないんだから、『教えてもらう』じゃなくて、自分で勉強するのが本当!」

と突き放していました。

どう変わったのか?

確かに「自ら学ぶ姿勢」は大事だけど、
最初から「全部自分で学べ!」では、成長のスピードが遅すぎる。

「調べ方」を教える(まずどこを見ればいいか)
「ヒントを与える」ことで、自分で考える力を育てる
学びやすい環境を作る(書籍や研修の機会を増やす)

今は、「学ぶのは本人の責任」ではなく、
「学びやすい環境を作るのが上司の役目」 だと考えています。

5. 「給料分は働いて」 → 「仕事のやりがいを伝える」

昔の私

「仕事が遅い」「モチベーションが低い」と感じる部下には…

📌 「給料分は働いて!」

とストレートに言っていました。

どう変わったのか?

この言葉は 部下のモチベーションをガクッと下げる だけだったんです。

「給料分の仕事をしろ!」ではなく、「この仕事の価値」を伝える
「この仕事が、誰にどんな影響を与えるのか?」を説明する

「義務」ではなく、「貢献」を意識させることで、
部下のやる気を引き出せる
と気づきました。


6. 昔の私は、マネジメントを間違えていた!

📌 「私があと2人いればいいのに」「チームで動く仕組みを作る」

📌 「やる気は自分でコントロールするもの」「やる気を引き出すのがマネジメント」

📌 「上司に気を使えない人は~」「お客様目線を持つことが大事」

📌 「会社は学校じゃない」「学びの環境を作るのが上司の役目」

📌 「給料分は働いて」「仕事の価値を伝える」

昔の私は、「これが正しい!」と思っていたけれど、
結果的に 部下の成長を妨げてしまっていた んです。

マネジメントの本質は、「部下が自分で考え、成長できる環境を作ること」
「上司の役割」を誤ると、部下の成長もチームの成果も停滞してしまう。

あなたの職場では、「無意識に言ってしまっているヤバい一言」 はありませんか?

もし少しでも心当たりがあれば、
ぜひ今日から 「より良い関わり方」 を意識してみてくださいね!


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