部下にイラつく
上司にイラつく
子どもにイラつく
お客様にイラつく
自分以外の誰かにイラっとする、ムッとする。
誰しもそうなることはあるでしょう。
あなたをイラっとさせるのは、
部下の「何」でしょうか?
あなたをイラっとさせるのは、
部下(の存在)そのものではなく、
部下の行動、発言、考え方など、
部下の「何か」があなたをイラっとさせるのでしょう。
(存在そのものがいやなんだ!という方は、
また別の機会にそこについては語りましょう。
それまで待てない!という方は、
直接のメッセージをお待ちしています。)
あなたのベクトルを
「部下」というざっくりとしたモノから
「積極的でない行動」「否定的発言」など
具体的なコトに向けてみましょう。
さて、「何が」、部下にその「コト(例:積極的でない行動)」
をさせているのでしょうか?
「何が」、部下にその「コト(例:否定的発言)」を
起こさせるのでしょうか?
あなたのイライラのモトは、つまりは、その「何が」ですね。
失敗への恐れが部下に積極的でない行動をさせるのかもしれません。
チームへのくすぶる不満が否定的発言を起こさせるのかもしれません。
では、その「何が(例:失敗への恐れ、チームへのくすぶる不満 など)」
を部下から排除するために、あなたは何ができますか?
失敗への恐れは、日頃のフィードバックの仕方を工夫することで
軽減できるかもしれません。
チームへのくすぶる不満は、よく話を聴き、話し合うことから誤解や行き違いを
解消していくことができるかもしれません。
部下にイライラした時、
「イライラ」は感情であり、直接コントロールはできません。
しかし、視点のベクトルを
部下そのものから、部下にネガティブな言動をさせる「何」に向けた時、
そして、それを排除するために自分はどうするかと考えた時、
自分自身の行動と思考はいくらでもコントロール可能です。
部下の言動の改善をただ待っていても、
結果は相手次第ですので、イライラの収まり具合も相手任せです。
「何」に視点を向けた時、
自分のコントロールできる思考と行動に集中し、
現状を何とかしようとして気持ちは前を向いているので
イライラしている場合ではありません。
イライラするな
とは言いません。(だって、それは無理だから)
イライラした時、
自分の視点を向けるベクトルの方向を変えてみる。
そして、自分がコントロールできる考え方と行動に集中する。
そうすることでイライラは小さくなってきます。