人は感情の生き物です。
組織は人によって成り立ちます。
そうであれば、組織にも感情が存在するということです。
人が感情によって前へ進むことができれば、振り回され立ち止まってしまうことがあるように、
組織もまた、感情によって左右されるということです。
ところが、組織を語る時、ルールや方法論などのハード面にのみ目を向け、
ソフト面、すなわち組織感情を無視して物事を進めてしまう場合があります。
例えば勝ちレースで勢いづいているような時など、
組織に渦巻く感情がポジティブな時は放っておいても前へ進みます。
しかし、対立や葛藤が起きている時のように
ネガティブな感情がある時には、
たとえどんなにハード面を整えてもなかなかうまく物事は進みません。
志気が落ちている。疲れが見える。まとまりがない。雰囲気が悪い。
これらは皆、組織の感情がネガティブに向いている時に使われる表現です。
個人の感情に配慮が必要な時があるように、
組織感情もまた、場合によっては丁寧に取り扱わなければならない時があることを
決して忘れてはいけません。
あなたは普段、自分の組織の感情にどれくらい注意を向けていますか?
あなたは自分の組織の感情について、どれくらい知っていますか?