メンバーに成長してほしい。
そう思うなら、誰もが取り組みやすい仕組みや考え方が必要です。
特別な能力や気持ちの強さを持った人だけが乗り越えられるコトではなく、
誰もがほんの少しの努力と頑張りでクリアしていくことができる、
標準化された仕組みのほうが効果的です。
「どうしてできないのか」「どうしてやらないのか」
と考えるのではなく、
「どうだったらできるのか」「どうだったら取り組みやすいのか」
を考えましょう。
それは甘やかすことではなく、
メンバーに応じた育成方を探ることです。
「どうしてできないのか」は、あなた都合の考え方。
「どうだったらできるのか」は、メンバー都合の考え方。
育つのはメンバーですから、あなた都合で考えるのではなく、
メンバー都合で考えましょう。
「育てる」と考えるとき、自分都合に陥りがちです。
育つのはメンバーであり、あなたはそのサポートをしているにすぎません。
「育てるため」ではなく、「育つため」と考えたなら、
メンバー都合に気持ちが向きやすいかもしれません。
マネージャーの一番大切な仕事はメンバー育成です。
しかし、真の意味ではあなたが育てることなどできません。
できるのはサポートだけだと心得ましょう。
そう考えたとき、あなた都合でではなく、
「メンバーが自主的に育つためにどんな最良のサポートができるか」
とメンバー主体で自然に考えることができるでしょう。
そしてそう考えて関わったほうが、あなた都合の関りより、
断然メンバーが育つことは、言うまでもありません。