褒められることでやる気が増し、もっと褒めてもらいたいと頑張る人は、
「他人から褒められる」という外的要因をモチベーションにしています。
この場合、褒めてもらえなくなると、行動が滞る可能性があります。
お小遣いをもらえるからお手伝いをしていた子供が、
もらえないと手伝わなくなった、などはその典型です。
「褒められること」を自分のモチベーションにしてはいけません。
なぜなら、他人からの称賛は自分で直接コントロールすることができず、
すなわち、自分で自分のモチベーションコントロールができないからです。
最近褒められなくなったから自信がなくなってきた。
これも、自信が外的要因に揺さぶられている一例です。
自信は本来、他人から与えてもらうのものではなく、
自らの内側から出てくるモノです。
やりきった
できるようになった
貢献できた
成功した
など、自分が行動した結果、「!!!」と感じた事が積み重なって
自分の内側から自信が築かれていくのです。
褒められることをモチベーションとするのではなく、
達成できたこと、貢献できたと自らが思えるかをモチベーションとする。
褒められることで自信を持つのではなく、
自分で自分にOKを出せるコトを積み重ねて自らが自信をつくる。
褒められて嫌な人はいませんが、そこに頼ってはいけません。
誰も褒めてくれなくても、
モチベーションは上げられるし、自信を持つことができるのです。
モチベーションも自信も、外的要因に左右されるのではなく、
そのハンドルは自分でしっかり握り、自らをコントロールすることが大切です。
特に、「褒められて伸びるタイプだから」と思う人は、
他人からの称賛に依存してそこに引きずられないよう、
普段から意識して、自分をコントロールするよう気をつけましょう。