人間力

最後に勝つのは利よりも信 

お取引先のお客様のご意見に「オブジェクション」を伝えるには、勇気が必要です。特に、その方が決定権者であるならば尚更です。

そのような時、私はいつも、「なぜこの仕事をしているのか」「目的は何か」と自分に問いかけます。

自分の意見に自信がない場合、お客様のご意見であろうとも、それは間違っている、またはベストの選択ではないと言い切ることができません。
しかし、確かな自信がある場合、真にお客様のメリットやゴールへの貢献を思うとき、ご意見を否定するのではなく、「私はこう考える」「私はこちらをお勧めする」と遠回しではあるけれどもはっきりと意思表示を行い、オブジェクションの意思表示を行います。

もしそれでビジネスチャンスを失うのであれば、関係性が脆弱であったと、自らを戒めるだけであり、業績のために自分の信念を曲げるべきではありません。

つい先ごろも、お客様のご意見に対して、「私はこう考えます」とお伝えする場面がありました。かなりナーバスな問題だったため、いつにも増して、お客様とのやり取りは長時間にわたり、互いの意見を交じわせ、理解を確認しあい、真に伝えたいことを本音で話し合いました。
心から相手を思い意見するとき、その熱意は、必ずや相手に伝わるものと私は信じています。それが通じないときは、自分の熱意が足りないか、信頼していただくに及んでいない自分の未熟さかのどちらかです。

利よりも信。
売り上げのために自分に嘘をついてコトをなすことがあっては、決してなりません。
最後に笑うのは、真心であり、誠実さであり、相手への信頼と感謝の心を忘れない人だと考えます。

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