「信じる」とはとても難しいことだと思います。
「あの人は信じるに足る人ではない」などと、信じられない自分を棚に上げて相手を批判する人も時に見られますが、信じるとは、信じる側の懐の太さ、人としての器の大きさが問われることだと考えます。
メンバーが失敗しないようにあれやこれやとついつい口出ししてしまう過保護なマネージャー。メンバーの事を大切に思えばこそ、クレームになったら可哀想。大きな失敗をしないようにと、一から十まで指示命令。気がつかずに過保護なメンバーを自ら作ってしまっているのです。
信じるのが難しいのにはマネージャーなりの理由があります。
① 大切に育てることを失敗させてはいけないと勘違いしている
② 鼻っからできない(無理)だと決めてかかっている
③ 失敗して後で尻拭いしなければいけないのなら私が手助けしてちゃんとできたほうが良いと潜在意識で思っている
④ かまってあげることで自分の存在意義を見出している
でも、これらはマネージャー側の勝手な言い分であり、器の小ささに他ありません。
信じることは実に難しい。信じて温かく見守る。これほど難しいことはないのかもしれません。信じるとは自分自身の器の大きさを試されることです。
信じることは、信じる側も、信じられる側も、双方にとって大きな成長につながることなのです。
あなたはメンバーを信じていますか?信じきっていますか?