その他

契約が終わっても、関係が続く人と、続かない人の違い

「JTBではなく、尾藤さんに頼んだんだ。」
「インフィニティではなく、尾藤さんに相談したいんだ。」

こんな言葉をいただくとき、私はとても胸が熱くなる。

会社の看板や第三者を通じて出会ったご縁でも、
信頼の対象が組織や他者ではなく、私自身に向いたとき
それまでの行動がきっと評価され、信頼を得ることができたのだろうと思える瞬間だ。

契約やルールは大切だ。
それらを守ることは、信頼を築く上での土台になる。
しかし、時として、そのルールが、
人と人との関係性を阻む壁になってしまうこともある。

「これは契約外なので、一度やめてください」
「この対応は、誰が許可したのですか?」

そんな言葉が返ってくる場面に、何度か立ち会ってきた。
契約やルールに基づいた組織として型通りの判断であることは理解しながらも、
そのたびに感じるのは、
「誰のため、何のための仕事なのか」という根源的な問いだ。

契約という枠を守ることに必死になるあまり、
目の前の信頼や、積み重ねてきた関係性が置き去りにされてしまう。
そんな場面に出くわすと、たまらなく残念な気持ちになる。

契約ではなく、信頼でつながる仕事をしたい。

たとえ契約が終了しても、関係性が切れることはない。
むしろ、契約が終わってもなお「相談したい」「話を聞きたい」と思っていただける、
顔を思い出していただけることに、
私の存在意義を大きく感じる。


誰のために働いているのか。
自分の価値は何にあるのか。
何を守り、何に応えていきたいのか。


私にとって仕事とは、お客様の役にたつこと以上に、
信頼に応えること、そして安心と笑顔を届けることだ。

目の前にいる誰かのために、自分にできることを考え続ける。
そこには、契約やルールに縛られて身動きできない自分は存在せず、
どうしたらできるかを考えるだけだ。
それが私の仕事のやり方であり、お客様に対する誠実の証だと思っている。

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