これまで生きてきた年月だけ「自分」という人間を見続けているだけに、私たちは自分に対してとても強い固定観念を持っているものです。
私はこんな風に見える。私の顔のこう言うところはあまり好きじゃない。こういう表情はいいと思う。明るく活発に見える思う。堂々としていると思う。私はこういう人間だ。etc.
しかし、自分が思っているのと他人が感じている事とは往々にして異なるものです。
自分では欠点だととても気にしている事が他人にはあまり気にならなかったり、自分ではほとんど気にも留めていない事が他人にはとても印象的に映っていたり。
そう!私たちは自分で思っている自分と、他人から見た自分は本当に違うのです。自分のことを一番知らないのは実は自分なのです。
今日、プロフィール撮影をしていてこの事実を改めて実感しました。
自分が良いと感じた写真と複数の他人が良いと感じた写真は別ものだったり。自分ではそうでもないと思っている洋服やアクセサリーを他の人たちはとても似合うと褒めてくれたり。私が醸し出す雰囲気についても自分のジャッジと他人が感じる印象は違っていたり。
自分自身に対する固定観念と言うのは本当になかなか強固なものなのです。
カメラマンの方がファインダーを通して切り取ってくれた私は、これまで自分では見たこともないような表情の私が映っていました。
しかし友人によると、いつもこういう表情をよくしていると言うのです。全くもって驚きでした。
私って、こんな表情するんだ。悪くないかも。照れくさくもありましたが、ほんのちょっぴり自画自賛してしまいました。
自分はこういう人間だから。私は人にこんな風に見られているから。
決めつけてしまってはもったいないですし、他人はどう感じているかを確認してみても良いのではないでしょうか。
え~、そんなことないよ。そんなの可笑しいよ。
と他人の言葉を否定してしまうのではなく、良くも悪くもそれらを素直に受け取ってみましょう。
自分では気がつかない自分の良い面、他人に与えている良い印象などが見えてくるかもしれません。
新しい自分の発見はいくつになっても楽しいものです。
そして、気づいていなかった自分を知ることで、ちょっとした自信にも繋がることもあります。
自分一人でで決めてつけてしまうのはもったいない。
時には他人の意見も素直に参考にいたしましょう。
仕事や他人に対してだけでなく、自分に対しての固定観念も払拭し、常に新鮮でイキイキとした自分でありたいものです。