組織開発

ビジョン・ミッション・アイデンティティ

我々は何者か?

私が研修講師&HR・ODコンサルタントであるなら、
ビジョンは「日本を豊かにする」
ミッションは「日本のリーダーを育てる」
としたかもしれません。

しかし私は、成長したい人、変わりたい人の応援団
すなわち、変革のプロデューサーであり、
ゴキゲンな未来への案内人と
自分を定義しています。

そんな私のビジョンは
「『笑顔』『喜び』『幸せ』に満ち溢れた世の中を創る」ことであり、
ミッションは、
「『変わりたい人』『変わりたいチーム』をどこまでも応援し続ける」ことです。


我々は何者か?
即ち、自分たちのアイデンティティが何かによって、
理想の未来(ビジョン)は変わるでしょうし、
それに紐づく使命(ミッション)も変わってきます。

多くの企業にビジョンやミッション、経営理念、クレド
などが存在しますが、
「我々は何者か?」
のアイデンティティを明確に打ち出している企業、
またはそれをそこで働く人たちが明確に理解できている企業は、
実は意外にも少ないようです。


この激動の時代、「我々は何者か?」を考え直すことで
ミッションが変わり、
それによって、一層、世の中に必要とされ続ける
サスティナブル企業に生まれ変わった会社もたくさんあります。

写真フイルムがなかったら我々は何者か?
車がなかったら我々は何者か?
宅急便がなかったら我々は何者か?
コピー機がなかったら我々は何者か?

このように「今の主力」を否定することでアイデンティティを再定義し、
新たなミッションを構築し、
いえ、場合によってはビジョンまでも新たに創り変えて
まさしく生まれ変わって、一層輝いている企業があるのです。


ビジョンやミッションはなんとなく存在している飾り物ではなく、
理想の未来であり、羅針盤であり、生きるエネルギーの源なのです。
そしてそこには、確かなアイデンティティ=自己像があることで、
より一層、確かなモノになっていくのです。



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