誰だって変わることができる

目標達成には大いなる勘違いが役に立つ

新年度に当たって今期の目標設定をしたり、
3か年計画を立てたり、
理屈と理性がフル回転していると思います。
そんな時だからこそ、今、自分の夢についても考えてみてください。

その夢をかなえる途中に目標や3ヵ年計画がある。
そう捉えることができたなら、毎日が一層充実した日々になる事でしょう。

こうお伝えすると、
「え? 夢ですか? 特にないです。」
と驚く人もいれば、
「それ、夢じゃないよね。単なる仕事の目標でしょ⁉」
とこちらが切り返したくなる人もいます。

小さな子どもの頃、
サッカー選手になる、スーパーモデルになるなど、
誰もが無邪気に夢を描くものです。
子どもは「夢を見る」「夢を持つ」のが上手です。
そこに、「できる・できない」とか、
「こんなこと言ったら恥ずかしい」はなく、
純粋に「そうしたい・そうなりたい」が溢れています。

一方、大人になると、理性が邪魔をして思考が働き、
無邪気を追いやり理屈で考えてしまうのです。

「ハードル高すぎでしょ」「現実見ないとね」
などと、頭の中で夢の卵たちが次々に排除されてしまい、
「現実から見て、実現可能な何か」が
あたかも夢のごとく語られるのです。


マネージャー失格の烙印を押され、
暗闇のトンネルからなかなか抜け出せずに暗黒の日々を過ごしていた時、
「いつか絶対に、私の周囲は、
私を心から慕ってくれるたくさんの仲間で溢れている
そんな私になるんだ!」
と夢を見ました。
当時、プロコーチやメンターに匙を投げられた私にとって、
これは本当に「夢」でした。
実現不可能、あなたには無理!
と複数の人から言われたけれど、
「そうなりたい」と理屈なしに、私はそんな将来の夢を見たのです。

まだ、「実現した!」とは言い難い状態ですが、
それでも一歩一歩、前へ進めていると感じています。


夢の力は実に偉大です。
「ねばならない」よりも、
「そうしたい」「そこにたどりつきたい」など、
「たい」の力の方が、はるかに大きいのです。

理性が働く大人になった今、
どうしたら子どもの時のように夢を見る、夢を持つ事ができるようになるのか。

それは「大いなる勘違い者」であることです。

「10年後、僕はこの会社の社長になります!」
と、新入社員代表の挨拶をした後輩がいました。
聞いていた私たちは皆失笑しましたが、当の本人は大真面目。
今、彼は社長ではありませんが、いい線いっています。
まさに彼は、大いなる勘違い者です。

誰が何と言おうと、大いなる勘違い者であれば良いのです。
だって、それは、「あなたの夢」なんですから、
他人の評価は関係ありません。


理性や理屈で達成しなければならない目標に立ち向かうのではなく、
目標達成の先にはあなたが手に入れたい夢がある。
あなたの大いなる勘違いの夢をかなえるその過程に
仕事の目標や、今、やらなければならないコトがある。

そう意味づけすることができたなら、
目の前のしんどい事や面倒な事、なかなか腰が上がらない難しい事への
見方も変わってくるというものです。

「大いなる勘違い者=夢見る夢夫&夢子」となり、
達成しなければならない目標も、クリアしなければならない課題も
苦行ではなく、夢の通過点として取り組むことができる。
そんな充実した日々を過ごすことができるなら、
大いなる勘違い者万歳! 夢見る大人万歳! ですね。

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