マネジメント・リーダーシップ

“義務”でも、“冷たく”ない──マネジメントにおける“関わり”の本質

昨日、2か月ぶりに母が暮らす有料ホームへ面会に行ってきました。

正直なところ、行く前は少し気が重かったんです。
「どうしても会いたかった」というわけでもなく、
むしろ忙しさを言い訳に、ずっと後回しにしていたのかもしれません。
でも、ふと心のどこかで「放ったらかしは可哀想かな」「行かなきゃな」
──そんな“義務感”が、私を動かしました。

こう書くと、冷たい娘だと思われるかもしれません。
でも、親を思う気持ちが“愛”のように温かく澄んだものだけとは限らない。
実際は、モヤモヤとした感情や、重たい責任感が混ざり合った、なんとも言えない気持ちです。

でも、それでも足を運んびました。
花粉の飛散量がとんでもなく多い休日、本当は家でじっとしていたかったけど、
思いっきり花粉を浴びるのも覚悟して、行ってきました。

そして、言葉を交わし、顔を見て、ほんの短い時間でも「関わった」という事実が、
私の中に小さな余韻を残しました。

この体験を通して、ふと思いました。
仕事でも、同じようなことがあるなと。

たとえば、部下との1on1や定期面談。
「ちゃんと関わらなきゃ」と思いながらも、
「彼・彼女とは相性悪くって、あんまり話したくない」
「ネガティブな事を伝えなきゃいけないから気が重い」──
そんなふうに感じた経験、ありませんか?

私たちは時に、“やりたい”からではなく、“やるべきだから”行動することがあります。
それは偽善でも、表面的なポーズでもありません。
むしろ、感情を超えて“関わる”ことにこそ、マネジメントの本質があるのかもしれません。

“関わる”ことは、“管理する”こととは違います。
管理とは、進捗を追い、数字を確認し、評価を下すこと。
でも関わるとは、相手を“見ている”こと。
その人の変化や沈黙に目を向けること。
たとえ義務的でも、たとえ短くても、関わりを持ち続けることです。

1on1を“義務”として捉えてしまうと、形式的なチェックになりがちです。
でも、“関わる”という姿勢で向き合えば、たとえ義務感から始まったとしても、
そこにはちゃんと“人間関係”が育まれます。


「愛がないと部下育成はできない」なんて理想論じゃなくてもいい。
「放っておかない」という姿勢があれば、それはもう立派な“関わり”です。

組織の温度は、リーダーの“関わり方”で変わります。
今日、あなたが一歩踏み出すことが、誰かの働きがいにつながるかもしれません。

 最新記事をメールでお知らせ!
  ✔ 無料 
  ✔ いつでも解除OK
 こちらから登録してください!

タイトルとURLをコピーしました