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時間泥棒の罪は重い

研修やワークショップでの開始時間や休憩後のスタート時間。
私は必ず時間厳守です。
会場にある時計を指さして、「あの時計で〇〇時まで休憩です」などと、時計合わせをします。
何時と時間を決めていても、「僕の時計はまだ1分前です」となるのを防ぐためです。

決めた時間になったら全員がそろっていなくても私は次のセッションに進みます。
それは人数によりません。
だって、遅れた人を待つということは、時間通りに集まっている人の時間を無駄に奪うことになるからです。

もちろん、遅れてしまった人にはそれ相応の理由があることも多々あります。
お客様から突然の電話が入ってしまった。
メンバーから緊急のSOSがきた。
理由は色々でしょう。
それらを否定するものではありません。
ただ、それらはあくまでもその人の個人的事由。
それを原因に他人の時間を奪ってしまうのは「罪」だと私は思います。

「全員そろうのを待たないなんて、不親切だ。」
「まだだいぶ来ていない人がいるのに・・・」
などのお声を頂くこともあります。
しかし、これだけは私は譲りません。
それがご担当者様からのご依頼であったとしても、丁寧にお断りをしています。

だって!
皆さんのお悩みの中には必ずと言っていいほど
「忙しい!」「時間がない」
があります。
時間がない。忙しくて仕事に追われている。にもかかわらず、時間を大切にしないなんて、どういうこと?
私はそう思います。
つまり、忙しい、時間がないと言いながら、その実、とても無駄な時間の使い方をしているのではないかと思ってしまうのです。

超多忙でもしっかりと成果を出している人は、皆さん決まって時間の使い方がとても上手です。
無駄がないと言っても良いでしょう。
そういう方は決まって、他人の時間を奪うことも絶対にしません。
他人の時間を不用意に奪うことは「罪」だということをよく知っているからでしょう。

そう言えば、私がまだ若かりし頃、経済界のご重鎮の皆様のツアーを担当させていただいた時、事務局の方から口を酸っぱくして言われたことは
「とにかく時間だけは必ず守ってください。皆さん、時間にはとても厳しくていらっしゃいます。」
でした。

「お揃いではないのでもう少し待ちましょうね」
は決して親切でも丁寧でもありません。
それこそ罪だと私は思います。

時間泥棒の罪は重い。

あなたはお客様の、上司の、メンバーの、時間泥棒になっていませんか?

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