組織開発

会社のイメージを創るのは誰?

雨の昼間の中央線快速。
ラッシュ時ほどではありませんが、それなりに混んでいて、母と一緒に東京駅へ向かうにはは少し厳しい状態でした。
入り口付近では押されて危ないので、転ばないように手すりを持たせてあげたいと「すみません」と周囲に声をかけて奥へ進もうとした時、スマホを片手にしたスーツ姿の女性に私は物凄い形相で睨みつけられると同時に肘鉄をくらい、おまけに傘でつつかれてしまいました。
「邪魔なんだよ!」と言いたげなその表情。
確かに雨の日の混雑した電車に身動きが軽快ではないお年寄りを邪魔と感じる人もいるかもしれません。
「すみません」と頭を下げてから顔を上げた時、その女性手にしていたものから、B2Cの大手企業にお勤めだということが分かりました。
「あそこの社員さんなんだ・・・。買わない・・・」
一気にその企業さんのイメージが私の中で悪くなりました。

電車が動き出して2-3分過ぎた時、私は背後から肩をポンポンと叩かれました。
振り向くと、後ろの席に座っていた女性が母に席を譲るからと合図をしてくれたのでした。
ありがたくお礼を言い、母が腰かけてからもう一度その女性にお礼を言った時、その女性のジャケットの胸に、社章がキラリと光って見えました。
「あ、その社章知ってる。△△会社のだ。」
私の中で、△△会社のイメージが急上昇しました。

最初の女性も次の女性も、何気ない日常行動の一部分であり、まさか自分が勤めている会社のイメージに影響しているとは考えていなかったと思います。
偶然見えた女性の持ち物。
たまたま私が知っていた会社の社章。
どちらもタイミングがずれていたら気がつかなかったかもしれませんし、知らない社章だったかもしれません。
それでも気がつく時は気がつく。分かる時は分かる。
つまり・・・

日常が全てということです。
あなた自身の日常が、あなたのイメージのみならず、あなたの会社のイメージも作っているということです。

会社のイメージは経営が創るのでも広報が創るのでも、製品・商品・サービスが創るのでもなく、最も大きく影響するのは、そこに関わる一人一人の人達です。
「そんなこと、言われなくても当たり前だよ!」
と思われるかもしれません。
しかし、普段、どれくらい自分自身がそのことを意識して行動しているかと言うと、話は変わってくるかもしれません。

会社のイメージを上げるのも下げるのも自分次第。
そう考えたなら、ぼーっと乗っている電車の時間も、無意識に行っている昼休みの定食屋さんでの行動も、もう少し変わってくるかもしれません。
自分が思っている以上に、私達は色々なところで気がつかずして人から見られているものです。
いつもいつも緊張している必要はありませんが、少なくとも自分が会社の品位やイメージを下げる要因とならないとよう、日常の当たり前に気をつけたいものですね。

タイトルとURLをコピーしました