人間力

「やる」選択と「やらない」選択。決断に必要なのは・・・

「やる勇気」よりも、「やめる勇気」の方が難しいときがある。

「選ばない」「やらない」「離れる」「やめる」。
一見「行動しない」「否定的」に見えるこれらの選択も、
実は、「やる」よりも何倍ものエネルギーを要することがある。

コーチングでもよくお伝えする。
「やらない選択」は、れっきとした「意思ある行動」なのだと。

ビジネスの世界でも、
「始めるとき」よりも「撤退のとき」の方が難しいと言われる。
新規事業スタートの時は、撤退基準を予め決めておき、
ズルズル泥沼にはまらないように最初に整えておくことは鉄則だ。
それはつまり、「やめる」「やらない」選択が、
時としてとても困難であり、またエネルギーが必要だということに他ならない。

これは、キャリアにも、人生にも通じる話だ。

やる、やらない。続ける、やめる。

この選択は、「自分軸」がぶれていると、とても難しい。

自分軸で決めることは、想像以上にしんどい時がある。
自分にだけは、絶対に嘘がつけない。
心の声に慕うことで、時に、周囲と逆行してしまう場合もあるかもしれない。
損得で考えた時、自分に誠実な選択は損の方かもしれない。
だから、自分軸に従う=自分に正直でいることは、
強くなければ難しいのだと思う。

人は、朝起きてから夜寝るまで、選択の連続だ。
無意識のうちに選んでいることもあれば、
悩み苦しんで、勇気を振り絞って決めることもある。

その選択の一つ一つに、「自分で決めた」と言える自分でいたい。
誰かや環境のせいにせず、自分の選択に責任を持ちたい。
それはすなわち、自分の人生に責任を持つということでもある。

これはとても厳しいあり方だ。
誰かのせいにした方が、救われる時もあるかもしれない。
それでもやはり、自分の人生のハンドルは自分の手でしっかりと握っていたい。
それが「自分らしく生きる」ということだと思う。

ちゃんと「選択」しよう。
流されず、自分の人生なのだから、自分で責任をもって、自分で決めていこう。
仕事も、人間関係も、遊びだって、すべて同じ。
誰かの顔色で決めるのではなく、自分の人生は自分がハンドルを握って自分でコントロールしよう。

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